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日記:[ 1073 ]2006年 10月 16日 00:00

入院3日目

8時朝食。パンにジャム、ウインナーソーセージ、キャベツとリンゴのサラダ、牛乳。全部食べたけど、本来なら今日から食事抜きだったらしい。
 9時頃美子ちゃんが来る。9時半から手術担当のN先生の説明会。腹部を3カ所切り、腸をお腹の上に出して、ガンがある盲腸部分を切り取り、小腸と大腸をホッチキスでつなぐらしい。取る腸は15センチぐらいとか。ホルモン1人前ぐらいだ。思っていたより派手な手術だなぁ。もう手遅れだけど、ほかの方法はないものかとチラッと思ったりした。
 N先生に「どのくらいで退院出来るんですか?」と聞くと、手術から1週間から10日ぐらいらしい。退院しても1カ月ぐらいはお腹に力を入れないようにと言われる。11月20日のライブのことがチラッと脳裏をかすめた。サックス吹けるだろうか。
 10時半入浴。体の毛を剃る。陰毛も剃ってしまおうと思ったが、看護師さんが下はいいと言うので剃らなかった。美子ちゃんと話しながら昼まで。点滴が付けられた。当然食事はもうない。
 幸作が見舞いに来た。風邪を引いているらしくゴホゴホ咳をしている。移らないか気になる。
 夕方、社長と金子さんと田中さんが見舞いに来てくれる。
 いよいよ、明日手術だ。

http://test.p-landmark.com/suei/diary/1073.aspx

日記:[ 1072 ]2006年 10月 15日 00:00

入院2日目

朝4時に目が覚める。カーテンを開けて外を見るとまだ真っ暗。もう一度寝て、6時に看護師さん(いまは看護婦さんとは言わないそうだ)が起こしに来てくれたときは目が覚めていた。
 8時朝食。高野豆腐と人参の煮物、蕪の漬け物、魚の振りかけ、大根のみそ汁、ご飯、牛乳。全部食べる。
 9時半から入浴。そのあと売店に行ってみたが休みだった。
 11階のオアシスでコーヒー。窓から見える神宮外苑。ちょっと死に行く人の気持ちになって、フットサルをやっている人達を眺める。
 10時半頃、僕の担当の医師団(男女5人)が病室に来る。リーダーらしき医師が「我々が見守りますから」と言う。お願いしますよ。
 12時昼食。チキンと人参、ハムとキューリと人参とマカロニのサラダ、白菜の漬け物、ご飯、キューイ。病院食にだいぶ慣れて来たのかおいしい。当然全部食べる。
 午後、退屈して再びオアシスへ行き、コーヒーとデラックスプリンを食べる。今日は日曜日のためナースステーションも人が少ない。
 5時半夕食。ウナギの蒲焼きと獅子唐、玉子豆腐、大根と人参のなます、春菊とナルトのお吸い物、ご飯。
 7時頃ピスケンから携帯に電話があった。病院を教えろと言うのだが、病院はごく少数の人にしか教えていない。「え、どこなのぉ。近くかなぁ」と、ピスケンは言っている。教えたらいますぐにでも来そうな気配だ。それに、心配してくれてはいるんだろうが、やたら嬉しそうだ。
 以前、永沢光雄さんがガンで入院していたとき、夜中にピスケンが彼女を連れて来たそうだ。寝ている永沢さんを見下ろしながら「ね、こんなに不幸な人もいるんだよ」と彼女と話していたらしい。彼女と喧嘩をしていて、その仲直りのために来たのではないかと、永沢さんは言っていた。しかも、帰りに廊下にオシッコしていたらしい。ピスケンに会いたいけど、そんなのに病院を教えたら大変なことになる。
 下剤のため夜中に何度もトイレに行ったので、よく眠れなかった。

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日記:[ 1071 ]2006年 10月 14日 00:00

入院

いい天気である。雨でなくてよかった。
 病院に持って行くものをまとめたら、キャリーバッグ2つとリュック1つのすごい荷物になった。
 10時にタクシーを呼んで、美子ちゃんと信濃町の慶応大学病院へ。途中、松田君から電話があった。「スエイさん、ガンですか?」「ガンだけど」「大丈夫なんですか?」「分からないけど。でも見舞いには来ないでね。面会謝絶にしてるから」松田君は何か怒っているみたいだったけど、心配してくれているからだと思う。ガンっていうのは、かなりのインパクトがあるみたいだ。
 病院に着き入院手続きをする。「係の者が参りますから」と言われ受付で待つ。「和服の仲居さんが来るといいのにね」とか言ったりしていると、本当にハンテンが似合いそうな中年男性が現れ、「お荷物お持ちします」とは言わなかったけど「新館の9階です」とか言われ、旅館の部屋に案内されている気分になった。
 案内された部屋は、ナースステーションそばのこじんまりした個室。風呂は付いてないけど、窓からの景色はすばらしい。右手に絵画館、その向こうに六本木ヒルズ、隣に赤坂のツインタワーなどのビル群が見え、その間に可愛く東京タワーが見える。3食付き1泊3万7000円也。
 この病院には渡辺和博さんが入院していたので、もしかしてまた入院しているかもしれないと思って電話してみたら、自宅にいた。ガンで入院していると言うと「そこの医者は優秀だから大丈夫だよ」と言ってくれた。「あと、全身麻酔はすごいよ」「気持ちよくなるんですか?」「じゃなくて、気が付いたら終わってる」「あ、タイムスリップみたいな」「そうそう」なんだか手術がちょっと楽しみになって来た。
 1時ごろ昼食が出た。美子ちゃんは売店で焼きそばを買って来て、病室で一緒に食事。やっぱ、生温かい病院食はまずい。
 美子ちゃんは本を読んだりしていたが、映画を観ると言って2時半ごろ帰った。ちょっと淋しくなる。
 9時になったので自主的に消灯。窓を見ると、おお、すばらしいナイトビュー。

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日記:[ 1070 ]2006年 10月 13日 00:00

入院前夜

日暮里のダイナム本社で打ち合わせした帰り、日暮里の.comを覗いてみた。
 自動ドアが開くといきなり店員さんが立っていて僕と目が合った。「エヴァンゲリオンのチャレンジカップはどうですか?」と言って、エヴァのシマに案内してくれる。その台だけに「チャレンジカップ」と書かれた札が付いていて、なんでも200回転毎にカップ1杯の玉をくれるらしい。カップってどのくらいの大きさなんだろう?
 上の表示を見ると450回転している。あと150回転でカップ1杯の玉がもらえるので打ってみた。
 結局1万円で681回まで回してやめた。確かに600回転目でカップ1杯の玉をもらったが、200円分ぐらいだった。
 明日から入院するのでしばらくパチンコを打てないのだが、こんな終わり方では情けない、ということで高田馬場に戻ってエスパスへ。
 最後は派手に10連チャンぐらいして欲しい、ということで湘爆を打とうと思ったら満席。ジョーズも満席。残るはウルトラセブンしかない。
 406回転しているウルトラセブンを3000円で444回まで回したところで(まさかの)大当たり。大当たり絵柄は444。444の444だ。入院前に縁起でもない、とか思ったがウルトラセブンの大当たりは嬉しい。何連チャンするかなぁ。
 8連チャンでした。ビッグ6、レビュラー2でまずまずの仕上がり。3万8500円取り戻した。
 夕食は自宅で。美子ちゃんが野菜を中心にすごい種類のオカズを作ってくれていた。まるで、出征兵士かアポロ宇宙飛行士になった気分だ。
 11月20日のライブのタイトルを「イエス!スエイ(ガンからの)復活ナイト!」と決め、メールでロフトの梅造君に送る。20日までに全快してサックスも吹けるようになっていればいいのだが。

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日記:[ 1069 ]2006年 10月 12日 00:00

オリエンテーション

1時に慶応大学病院へ美子ちゃんと行き、全身麻酔のオリエンテーションを受ける。初めての入院、初めての手術で、ワクワクした気分だったが、DVDで脊髄に針を刺し麻酔を注射するところを見せられると、だんだん病気ムードになって来る。
 麻酔科の教授と面談したあと、入院の説明を聞き、腹の部分のCT撮影。
 美子ちゃんと渋谷に出て「うな鐵」で遅い昼食。「悪魔とダニエル・ジョンストン」を観たかったので美子ちゃんを誘ったが、「疲れたから帰る」と言うので1人で観ることにする。

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日記:[ 1068 ]2006年 10月 11日 00:00

湘爆

一撃3万発とか言われている湘南爆走族が昨日導入だったので、午後エスパスへ。台が取れないと思ったけど、運よく座れた。2000円でデジタルが揃い、左のベロに玉を入れるといきなり大当たり。3連チャンしたけど、「これは甘い」と思ったのがいけなかった。出玉全部注ぎ込んで、お金も3500円注ぎ込んでやっと大当たり。今度は2連チャンだった。

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日記:[ 1067 ]2006年 10月 10日 00:00

爆睡

日本時間の午前7時40分に成田に到着。
 家に帰って午後4時まで爆睡。

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日記:[ 1066 ]2006年 10月 9日 00:00

神の位置に金

午前中、木戸次郎さんの専門である証券取引所を木戸さんたちと視察。まるで教会のようなところで、通常十字架が飾られる位置に株価の推移を表示する巨大なモニターが置かれていた(スクリーンに投影する方式)。「あ、神の位置に金がある」と一瞬思った。
 そのあと、町の証券会社を視察。大勢の人が壁に映る(投影方式)株価を見ていた。
 午後は旧大統領官邸を見たり、市内のデパートに行ったり、スーパーマーケットに行ったりした。ホンダのオートバイが展示されていて、値段を見ると2550万ドンだった。ベトナムは、ベトナム戦争後アメリカの経済制裁等の影響でものすごいインフレになったそうだ。あまりにも桁が違うので、円とドンの換算がよく分からない。
 深夜の飛行機で成田へ。

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日記:[ 1065 ]2006年 10月 8日 00:00

メコンデルタ

ホテルのロビーに8時半集合。昨日のバンで、木戸さん、藤井さん、リーさん、運転手さん、僕ら2人で、まずはクチのトンネルを見に行く。
 クチのトンネルとは、ベトナム戦争時にベトコンのみなさんが掘ったトンネルだ。まるで蟻の巣のようにトンネルが掘られ、その中には武器庫や指令室や飯場まであった。ベトコンのみなさんは、昼間の間はこのトンネルを掘り、夜になると田圃を耕していたらしい。いったいいつ寝ていたんだろう。
 そのトンネルに入ってみたけど、ものすごく狭かった。米兵が入って来られないように狭くしているのだが、ベトナム人は小柄だからそれでもスイスイ通れたんだろう。
 そのあと、落とし穴の展示、爆弾落下場所などを見たあと、メコンデルタに移動。
 メコンデルタはのんびりした観光地で、蜂蜜の製造販売の店や、女の子たちが歌を唄ってくれる果物屋などがあった。メコンデルタには昨日も明日もなくいまだけがあると、リーさんが言う。つまり、木々にはバナナもマンゴーもなっているから、明日の心配をしなくていいということだろう。このあたりの男の人たちは、酒が好きで仕事が嫌いだそうだ。働いているのは主に女性。男はハンモックで昼寝をしている。
 ホーチミン市に帰って来たら夕方になっていた。

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日記:[ 1064 ]2006年 10月 7日 00:00

ベトナムへ

午前11時成田発のベトナム航空で美子ちゃんとホーチミン市へ。現地時間午後3時にホーチミン市に着いた。空港には木戸次郎さん、旅行会社の藤井さん、リーさんが迎えに来てくれていて、マイクロバスみたいなバンでニューワールドホテルへ。
 あいにくの雨模様のホーチミン市だったが、リーさんに案内してもらってホテル近くの市場を探索。活気があるなぁ。
 ホーチミン市には美子ちゃんと1回来たことがある。そのときも、ニューワールドホテルに泊まり、近くの市場に行った記憶がある。あの頃(たぶん7年前)に比べると、町がきれいになった。
 夜は木戸さんにオシャレなシーフードレストランや、ベトナムの民族楽器を演奏しているところに連れて行ってもらう。

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日記:[ 1063 ]2006年 10月 6日 00:00

チグハグな一日

朝6時半に木戸次郎さんの会社の人が迎えに来てくれるというので、5時40分に起きる。テレビでは台風のニュースをやっている。台風が東京に一番近付くのは明日の午後だ。僕らは今日からベトナムに行く。出発が明日でなくてよかった。
 6時半になったが迎えの人は来ない。6時40分頃教えてもらっていた携帯に電話してみる。が、応答なし。
 7時頃になって、僕らが日にちを間違えていたことに気付く。出発は明日だ。あ〜あ、もう1回寝よう。
 会社に行くのもなんだか恥ずかしいし、僕は用賀のヘアーサロンに行くことにした。
 2時半頃美子ちゃんが車でヘアーサロンに迎えに来てくれて、そのまま一緒に渋谷へ。と、思ったら道路が渋滞していて、上馬の美子ちゃんのスタジオに車を置き、三軒茶屋まで歩いて電車で渋谷へ。傘を差しても服が濡れるくらい雨が強くなって来た。
 渋谷で「悪魔とダニエル・ジョンストン」を観る予定だったが、ライズXに着いたのが開演10分後で入れてくれなかった。今日はやることがみんなチグハグだなぁ。
 お腹が空いたのでラーメンを食べ、ブックファーストで『ぴあ』を立ち読みし、ユーロスペースでやっている「奇跡の朝」という映画を観ることにしたのだが、これがまたなんともつまらない映画だった。「黄泉がえり」の海外版みたいな映画だ。美子ちゃんはますます憂鬱な表情になっている。
 そのあと、三軒茶屋のスニーカー屋さんに行ったら、店員の若者に「あのぉ〜、スエイさんですか?」と聞かれた。聞けば、いまから15年ほど前毎日パチンコをやっていたそうで、『パチンコ必勝ガイド』をいつも読んでくれていたらしい。若く見えたけどもうすぐ40らしい。店員さんではなくここの経営者だった。美子ちゃんが車を取りに行っている間、15年前のパチンコの話を2人でしていた。

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日記:[ 1062 ]2006年 10月 5日 00:00

タバコ3本

大西ユカリと新世界のニューアルバム「おんなのうた」が出るので、それに付いて何か書けと井上君に言われ、ロマンに行って原稿を書く。あ〜、タバコ3本吸ってしまった。
 早めに帰って溜まっている日記を書いたり、明日からベトナムに行くのでその準備をしたりする。

http://test.p-landmark.com/suei/diary/1062.aspx

日記:[ 1061 ]2006年 10月 4日 00:00

某芸能プロダクションの方と『僕の離婚バトル』(トラン・著)のテレビドラマ化の打ち合わせ。テレビドラマになってこの本がバンバン売れて欲しい。
 この前買ったMacBookのメール設定などを、Macのことならなんでも知っている江原君にやってもらう。2時間もかかった。江原君、ありがとう。
 夕方、伊勢丹で美子ちゃんと待ち合わせて、秋物のジャケットを買ってもらう。そのあと、TOPSシアターで拙者ムニエルの公演「面白く山をのぼる」を観る。いつも毛皮族で澤田育子さんを観ているけど、拙者ムニエルで観るのは初めて。
 肉を食べるシーンが多いお芝居だったので、僕も肉が食べたくなり美子ちゃんと伊吹に行ってスキヤキを食べる。

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日記:[ 1060 ]2006年 10月 3日 00:00

カポーティ

朝、自宅でストレッチ。これをやると体が軽くなり、駅の階段もスイスイ上ることが出来る。タバコも吸っていない。健康志向になったとたんにガン発覚とはなんとも皮肉なことだが、これも何かの啓示だと思う。いままで体を過信し過ぎて無理をしていたように思う。
 午後になって集中力が途絶え、コンビニに行きタバコを買って来て1本吸ってしまった。会社の前にタバコを売っているコンビニがあるのがマズイ。それに会社に喫煙ルームがあるのもマズイ。ぶっ壊してしまおうかなぁ。
 夕刻7時から優子ちゃん、美子ちゃんと「カポーティ」を観ることになっているので、6時45分頃恵比寿ガーデンシネマへ。しかし、美子ちゃんたちは来ていなかった。5分ほど待って電話すると、「いるよ」と言う。「え? どこに?」「もうすぐ2階に行く」「え? 2階」「2階が映画館でしょ?」「え? 2階なんかないよ」と意味不明の会話をしていたのだが、つまり僕が間違えて恵比寿ガーデンシネマに来てしまったということが1分後に分かった。待ち合わせたのは、日比谷のシネマシャンテだった。「もぉ〜何してるのぉ!」と電話の向こうで美子ちゃんは怒っている。怒らなくたっていいのにねぇ、これから日比谷に移動するのは僕なんだから。「大変ね」とねぎらいの言葉ぐらい掛けて欲しい。
 駆け足で恵比寿の駅に戻り、山手線で有楽町に行き、走ってシネマシャンテへ行くと、ちょうど本編が始まるところだった。
「カポーティ」は、僕が今年観た映画のベストワンに入れることにした(入れたからどうなるものでもないけど)。おそらく、もうこれ以上の映画は今年出て来ないだろう。
「冷血」なのは犯人のペリーじゃなくてカポーティ自身だったということに対して、カポーティ自身が涙を流すところで僕も泣いてしまった。
 映画館を出て、秋篠宮と紀子様も来られたというタイ料理の店チェンマイで3人で食事。優子さんも今月ガンで入院する。「お互い頑張ろうね」(と言ったかどうか忘れたけど)とまずはシン